インド旅行に行く前に
インドというと、エキゾチック、魅惑といったイメージがあります。でも反面、病気や事故などのニュースを見て日本とは環境が違うので、インド旅行に足踏みしてしまうこともあります。
だからこそ日本でできることがあります。今回はインドの滞在中できるだけ病気にならないために日本でできることを考えましょう。
①予防接種をしましょう。
予防接種といっても、何があるのか、どれだけ打てばいいのか悩みます。今回は私が行ったトラベルクリニックでおすすめされた予防接種についてお伝えします。ただ病院によっては違うかもしれないので、病院のドクターに相談することを一番にお勧めします。
そしてインドでも地域によっては必要ではない予防接種もあるかもしれませんし、もっと接種する必要がある場合もあるかもしれません。そのためインドに渡航する前に見ておくといい役立つサイトをここで紹介したいと思います。
渡航準備に役立つサイト
〇厚生労働省検疫所HP FORTH (http://www/forth.go.jp)
:海外での流行している感染症などの情報を行っています。
〇外務省HP 在外公館医務官情報 (http://www/mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/index.html)
: FORTHで得られる情報に加え、現地の医療機関情報を使っています。FORTHの各地域のページにリンクがあります。
予防接種の種類
A型肝炎:食品や水を通じて感染することがあるため、特に重要です。
B型肝炎:血液や体液を通じて感染する可能性があるため、接種が推奨されます。
狂犬病:特に動物と接触する可能性がある場合、予防接種が推奨されます。
腸チフス:汚染された食物や水を通じて感染することがあるため、接種が推奨されます。
破傷風・ジフテリア:通常の予防接種スケジュールに基づいて接種していることを確認します。
日本脳炎:農村部や長期滞在を予定している場合、特に重要です。
ポリオ:地域によってはまだポリオのリスクがあるため、予防接種を確認します。
インフルエンザ:季節によってはインフルエンザの予防接種も推奨されます。
※これらの予防接種については、出発前に医師や専門の旅行クリニックと相談し、最新の情報を確認して頂けたらと思います。
それぞれの予防接種の接種回数
この予防接種の中には1度だけ接種すればいいというものもあれば、数回打つことで効果が表れるものもあるので、気を付ける必要があります。
A型肝炎:2回接種(初回接種後、6〜12ヶ月後に2回目の接種)
B型肝炎:3回接種(初回接種、1ヶ月後、6ヶ月後)
狂犬病:予防接種としては3回接種(0日目、7日目、21〜28日目)
咬まれた後の暴露後予防としては、さらに追加の接種が必要
腸チフス:注射型ワクチン:1回接種(通常は3年ごとに再接種)
経口型ワクチン:4回のカプセルを1日おきに服用(5年ごと に再接種)
破傷風・ジフテリア:基本接種(幼少期に3回接種)
追加接種(10年ごと)
日本脳炎:2回接種(0日目と28日目、12ヶ月後に追加接種が推奨される場合もあり)
インフルエンザ:毎年1回接
※予防接種のスケジュールや回数は個人の健康状態や過去の予防接種歴によって異なることがあるので、必ず医師や専門の旅行クリニックに相談してください。
予防接種の有効期限もチェックが必要
A型肝炎:2回接種後、20年以上の免疫が期待されます。
B型肝炎:3回接種後、少なくとも20年以上の免疫が期待されますが、生涯にわたる免疫を持つこともあります。
狂犬病:予防接種としての3回接種は通常2〜5年の免疫を提供しまが、リスクが高い場合は1〜2年ごとに追加接種が推奨されます。
腸チフス:注射型ワクチン:3年
経口型ワクチン:5年
破傷風・ジフテリア:基本接種後、10年ごとに追加接種が推奨されます。
日本脳炎:2回接種後、1〜2年の免疫が期待されます。
長期滞在や高リスクの場合は12〜24ヶ月後に追加接種が推奨されます。
インフルエンザ:毎年の接種が必要です。(インフルエンザウイルスは毎年変異するため)。
※これらの有効期限は一般的なガイドラインであり、個々の状況や健康状態によって異なることがあります。具体的な推奨事項については、医師や専門の旅行クリニックに相談してください。
予備知識
それぞれの予防接種の金額が病院によって違ったりします。高いもので1万を超えるものがあります。経費は余分に必要になってきます。
ただわたしがインドに滞在している間に、友達が犬に嚙まれてしまいした。彼女は狂犬病の予防接種を受けていませんでしたが、犬に嚙まれてすぐ病院に行き、処置してもらいました。石鹸と水で噛まれたところを少なくとも15分間は洗うよう指示され、その後狂犬病免疫グロブリンを打ってもらっていました。その日は一度の注射だけでしたが、またそれぞれ別の日に残り3回打ったようです。ただこの注射は無料でした。狂犬病のワクチンを打っていてもいなくても、犬に噛まれた場合は直ちに医療機関に行き、適切な治療を受けることが必要だと分かりました。
まとめ
インドに行くには特定の予防接種を受けるよう推奨されていて、そのためには出費が必要になります。でも受けるにあたって医師や専門の旅行クリニックに相談することをお勧めします。
次のブログでは
インドで病気しないために、持っていくといいものについて書きたい思います。